今日も英語脳で英語を読む練習をしていきましょう!
一日一文“英語脳”で読む英語上達法
2020年2月25日(火)号
VOL.3976
本日の例文
エリザベス・ギルバート氏によるTEDスピーチ「創造性をはぐくむには」です。
An extraordinary statement to make about your life’s work. But we don’t even blink when we hear somebody say this, because we’ve heard that kind of stuff for so long and somehow we’ve completely internalized and accepted collectively this notion that creativity and suffering are somehow inherently linked and that artistry, in the end, will always ultimately lead to anguish.
今日の予習
□extraordinary
音声
イクス・[ト]ー・ディ・ネ・リ
並外れた、異常な、非凡な、異例の
■make a statement about ~
~についてはっきり表現する、~に関して発言する
■life’s work
ライフワーク、一生の仕事
■not even blink
全く驚かない、まばたきすらしないくらい平然としている
□blink
音声
ブ[リ]ンク
まばたきする、目をぱちぱちさせる
■that kind of stuff
そういったこと、そういったもの
■for so long
長い間、遠い昔から
□somehow
音声
なんとなく、いくぶん、どことなく
□internalize
音声
イン・[タ]ー・ナ・ライズ
内在化する、内面に取り込む
□collectively
音声
コ・[レ]ク・ティヴ・リ
集合的に、まとめて、一括して、一緒に
□notion
音声
[ノ]ウ・ション
考え、意見、見解
□creativity
音声
クリー・エイ・[ティ]・ヴィ・ティ
創造力、創造性
□suffering
音声
[サ]・ファ・リング
苦悩、苦しみ
□inherently
音声
イン・[ヒ]ア・レントゥ・リ
本質的に、本来備わって、もともと
□artistry
音声
[ア]ー・ティストゥ・リ
芸術性、芸術的才能
■in the end
最後は
□ultimately
音声
[ア]ル・ティ・ミトゥ・リ
最後は、結局は、究極的には
■lead to ~
~にたどり着く、~に至る
□anguish
音声
[ア]ン・グウィシュ
(肉体的・精神的な激しい)苦悩、苦悶、苦痛
※
引用元:Your elusive creative genius – TED
An extraordinary statement to make about your life’s work. But we don’t even blink when we hear somebody say this, because we’ve heard that kind of stuff for so long and somehow we’ve completely internalized and accepted collectively this notion that creativity and suffering are somehow inherently linked and that artistry, in the end, will always ultimately lead to anguish.
で「人のライフワークに関する表現としては異例のものです。しかし誰かがそんなことを言うのを聞いても私たちは全く驚きもしません。なぜならこの手のことをずっと昔から聞いてきているし、どこかでそのような考えを完全に当たり前のこととしてまとめて取り入れてきたからです。創造性と苦悩はどこか本質的につながっているものだとか、芸術性は結局はいつも苦悶に至るものだという考えをです。」という意味になります。
前回の文を確認したい方はこちらから。
http://www.eigonou.net/backnumber/03969/
An extraordinary statement to make about your life’s work. で「尋常ではない言い方、人のライフワークについて述べるものとしては」です。
これは前回のノーマン・メイラーさんの発言を受けてのことです。
“Every one of my books has killed me a little more.” 「作品が少しずつ私を殺していく」という発言でしたね。
extraordinary イクス[ト]ーディネリで「異例の、けた外れの、並外れた、尋常ではない」という意味の形容詞です。
extra-(別の、必要以上の) + ordinary(通常の、普通の、いつもの)
make a statement で「意見を述べる、声明を出す」という意味になります。
your life’s work で「人のライフワーク」です。
your はこの場合は総称的に「人の、誰かの」という意味になります。
life’s work は「ライフワーク、一生の仕事」ですね。
But we don’t even blink when ~ で「しかし私たちは驚きもしない、~の時」です。
not even blink で「まばたきすらしない」という意味から「全然驚かない、少しもびっくりしない」という意味になります。
when we hear somebody say this, で「誰かがこんなことを言っているのを聞いても」です。
this「こんなこと」とは、an extraordinary statement のこと。
ノーマン・メイラーさんの発言のことです。
because ~「なぜなら」
we’ve heard that kind of stuff for so long で「私たちは聞いてきたから、その手のことを、ずっと昔から」です。
that kind of stuff で「その手のこと、そういったこと」という意味の慣用句です。
話し言葉(colloquial)でよく使われます。
例:Kids tend to do that kind of stuff.「子供はよくそういうことをやる。」
for so long は「ずっと前から、長いこと」です。
例:have been together for so long「ずっと一緒にやってきた」
and somehow「そしてどこかで、そしてなんとなく」
we’ve completely internalized and accepted「私たちは完全に~を内面化し受け入れてきた」
collectively this notion で「このような考えをまとめて」です。
somehow は「なんとなく、どういうわけか、どことなく」というぼかし表現です。
internalize イン[タ]ーナライズは「内面化する、内在化する」という意味です。
この場合は、心の内側に取り入れて当たり前のこととする、身に付ける、という意味になります。
例:internalized attitudes「しっかり身についた心構え」
collectively は「集合的に、まとめて、総合的に、ひっくるめて」という意味の副詞です。
例:clear collectively 「一括してクリアする」、collectively called ~「総称して~と呼ばれる」
this notion (that ~) で「~というこのような考え」です。
どんな考えかというと、
(that) creativity and suffering are somehow inherently linked で「創造性と苦痛はどこかで本質的につながっている」という考えです。
作品を生み出すときの「生みの苦しみ」というやつですね。
suffering はこの場合は名詞で「苦しみ、苦悩」です。
somehow がまた出てきましたが、これも同じく「どこかで、どことなく」というぼかし表現です。
inherently linked で「本質的につながった」となります。
inherently イン[ヒァ]レントゥリで「本質的に、もともと、根っこの部分で」という意味の副詞です。
形容詞形 inherent は「本来備わっている、固有の、生得の、持ち前の」という意味です。
例:inherently clever「もともと賢い」、inherently evil「根っからの悪」
and (that) で「そしてまた(~という考え)」です。
この that節も this notion につながっています。
artistry, in the end, will always ultimately lead to anguish. で「芸術性は、結局、いつも最終的には苦悩に行き着く(という考え)」です。
artistry アーティストゥリは「芸術性、芸術的才能」という意味です。
例:artistry score「芸術点」
in the end は「最後は、結局は、最終的に」です。
ultimately もほぼ同じ意味になります。
lead to ~ で「~につながる、~に至る」です。
anguish [ア]ングィシュは「激しい苦悩、苦痛」です。
それではまず文節に分けて日本語に訳し内容を理解して下さい。
An extraordinary statement
尋常ではない表現です
to make about your life’s work.
人のライフワークに関して述べたものとしては
But we don’t even blink
しかし私たちは少しも驚きません
when we hear somebody say this,
誰かがこのようなことを言っているのを聞いても
because we’ve heard
なぜなら私たちは聞いてきたからです
that kind of stuff
その手のことを
for so long
ずっと昔から
and somehow we’ve completely internalized and accepted
そしてどこかで私たちは完全に身に付けて受け入れてしまっています
collectively this notion
このような考えをまとめて
that
(という)
creativity and suffering are somehow inherently linked
芸術性と苦悩はどこか本質的につながっているもの
and that
そして(という)
artistry, in the end,
芸術性はつまるところ
will always ultimately lead to anguish.
いつも最後には苦悶へと続いていると
今度は「頭の中で」一行ずつ日本語に訳しながら…
An extraordinary statement
to make about your life’s work.
But we don’t even blink
when we hear somebody say this,
because we’ve heard
that kind of stuff
for so long
and somehow we’ve completely internalized and accepted
collectively this notion
that
creativity and suffering are somehow inherently linked
and that
artistry, in the end,
will always ultimately lead to anguish.
次はいちいち日本語に訳さずに読んでみましょう。
An extraordinary statement
to make about your life’s work.
But we don’t even blink
when we hear somebody say this,
because we’ve heard
that kind of stuff
for so long
and somehow we’ve completely internalized and accepted
collectively this notion
that
creativity and suffering are somehow inherently linked
and that
artistry, in the end,
will always ultimately lead to anguish.
では最後に日本語に訳さずにこの文章の情景を思い浮かべられるようになるまで繰り返し読んでみてください。目を閉じて暗唱できるようになったら完璧です。
An extraordinary statement
to make about your life’s work.
But we don’t even blink
when we hear somebody say this,
because we’ve heard
that kind of stuff
for so long
and somehow we’ve completely internalized and accepted
collectively this notion
that
creativity and suffering are somehow inherently linked
and that
artistry, in the end,
will always ultimately lead to anguish.
Good job!
英語脳で読めましたね。今日も一歩、あなたはネイティブスピーカーに近づきました。おめでとう!
復習:日本語から英語を思い出してみましょう。
尋常ではない表現です
人のライフワークに関して述べたものとしては
しかし私たちは少しも驚きません
誰かがこのようなことを言っているのを聞いても
なぜなら私たちは聞いてきたからです
その手のことを
ずっと昔から
そしてどこかで私たちは完全に身に付けて受け入れてしまっています
このような考えをまとめて
(という)
芸術性と苦悩はどこか本質的につながっているもの
そして(という)
芸術性はつまるところ
いつも最後には苦悶へと続いていると
今日のつぶやき
今日の学習メモ
★多読:
The 7 habits of highly effective people(28%)
https://amzn.to/36qKhjY
MBA速読英語マーケティング(3-16)
https://amzn.to/2L6EeaG
★スピーキング・リスニング:
ポッドキャスト Coach Shane Easy English Expression(第750回)
http://dailyeasyenglish.libsyn.com/
ABA English(アプリ)(Begginers Unit4)
https://www.abaenglish.com/en/
★ボキャビル:
英検1級でた単完全版アプリ
メルマガ発行
★その他:
初めて出会った言葉
myopia マイ[オ]ウピア「近眼、近視、近視眼的なこと」
毎日の継続が第一です。
それではまた明日!
メルマガ/フェイスブック/twitterでも毎日購読できます。
http://www.eigonou.net/mailmagazine/
http://www.facebook.com/eigonounet
https://twitter.com/eigonounet
是非ご参加ください!
みんなの英語学習法
http://www.eigonou.net/category/toukoumethod/
英語脳とは…
http://www.eigonou.net/
バックナンバー
http://www.eigonou.net/backnumber/
編集:こばやし
メルマガバックナンバー検索
全メルマガ記事5758件
The Japan Times Alpha(ジャパンタイムズアルファ) あらゆるレベルの人に購読をオススメする英字新聞です
「An extraordinary statement to make about your life’s work.」ですが、小林様の説明で意味が分かりましたが、 今一すっきりしないので、TEDを見てみました。scriptでは書かれていないのですが、音声では、この文の後にかすかに”you know”と言っているのが聞こえる気がします。それで、小林様の説明がピーンときました。