勤務先でTOEICスコア提出が課された会社員のはむたろうさんから投稿いただいた「みんなの英語学習法」です。600点台まで着実にTOEIC点数アップを図る学習法について投稿いただきました。
勤務先でTOEIC受験が必須に
自分の勤務先の会社では、2年前からTOEICの受験が必須になりました。
新入社員を募集する際には、TOEIC700点以上を条件として募集しています。
自分は2年前までは、TOEICは受験した事がありませんでした。
TOEICを受験した事がある同僚に聞くと、相当に勉強しないとTOEICスコア700点は取れないとの事です。
会社側は特にTOEICのスコアを何点以上取らなければいけないという条件は出しませんでした。
ただ、会社全体として、半年に一度は各個人がTOEICを受験してそのスコアを提出してもらうという規則が決められました。
TOEIC受験1回目の結果
自分は仕事が忙しく、ほとんど英語の勉強をしている時間がありませんでした。
そのまま1回目のTOEIC受験をしました。
結果はひどいもので300点ほどしか取れませんでした。
正直こんなに難しいテストだとは思っていなかったのです。
これは本格的に対策しないと、スコアを会社に提出できないと思い、英語学習を始めました。
なるべく要領よく時間を掛けずに学習したいものです。
また、自分は会社の業務の終了時間が不規則で、スクールに通う事は不可能でした。
自分が学生の頃を思い出して、基本に戻り参考書と問題集で地味に学習していこうと決めました。
行なったTOEIC対策「TOEIC650点対策」
準備したのは、「TOEICテスト総合対策初めて~650点」と、「TOEICテスト究極の模試」という本です。
650点対策本の方は、参考書のようにして何度も繰り返し解きました。
リスニング対策、文法対策、長文対策に分かれていまして、それぞれ簡単な例題から難しい例題までを詳細に解説してあります。
何冊も問題集を用意せず、その本一冊を何度も繰り返し読み返しました。
その本に出てくる単語は暗記して、さらに文章も繰り返し読んで、ほとんど全部暗記する位まで読み込みました。
リスニングについては、本に英語の問題文を読んでいる音声CDがついていましたので、そのCDをiPhoneに入れて、空いている時間には常に聞いていました。
夜、眠る前にも、そのCDの音声を聞きながら眠りました。
650点突破位のレベルが自分にはちょうど良かったようで、音声を聞いているうちに自然と英会話のフレーズを覚えていきました。
特に覚えにくいフレーズや、聞き取りにくい部分は、何度か繰り返して聞き、本の文面と照らし合わせて必ずどういった文章を読んでいるかを確認しました。
生の英会話の音声だけを聞いていると発音が省略される部分が生じます。
その部分も、きちんと聞き取れているかを確認するために、音声と文面を照らし合わせるのが良いです。
「TOEICテスト究極の模試」
それから、「TOEICテスト究極の実践模試」を解きました。
こちらはテスト形式で、TOEICの模擬テスト3回分が収録されています。
問題用の音声CDもついています。
こちらに関しては、3回復習法で勉強しました。
まず1度目は何も見ないで模試を解きます。
この際に、時間を計らずに、解答する時間を十分取ります。
そして、答え合わせをして復習します。
間違った問題には、答案用紙の方にのみチェックを入れておきます。
(TOEIC本番は、問題用紙には書き込みができないので、その点にも慣れておく必要があります。)
そして、全く同じ模試を、数日後に解きます。
今回は時間をきっかり計り、時間通りに解答を終えます。
2度目のチャレンジですので、点数が上がっているはずですが、自分はあまり変わりませんでした。
2回間違えた問題は、重点的に復習します。
そしてまた数日置いて、3度目、時間をきっかり計って、同じ問題を解きます。
多くの種類の模擬テストを解くよりも、一つの模擬テストを重点的に何回も解いた方が、英語学習の効率はとても良いです。
英語のフレーズを自然と覚えてしまう位に、同じ問題を繰り返し解くのがコツだと思います。
自分は、約2年間、会社から帰宅後や、休日に、上記の方法で猛勉強しました。
TOEICは現在は600点をクリアしています。
あと100点アップを目指しています。
ペンネーム:はむたろうさん(38歳・男性・会社員)
英語レベル:TOEIC600点レベル
はむたろうさん、投稿ありがとうございました。
TOEICの点数報告を義務とする会社がここ最近多くなってきていますね。
楽天の様に社内公用語を英語に統一するなんて言う極端な例はまだまだ多くはないですが、これからもビジネスのグローバル化に従って、社員の英語能力を重視していく会社はどんどん増えてくると予想されます。
はむたろうさんは、TOEIC300点台から、2年間地道に勉強し600点台にまで点数アップしたという素晴らしい結果を出されたということです。
体験談を読むと、対策としてはTOEIC対策本と模試本を何度も繰り返し復習したといういたってシンプルなものでした。
このコーナーで他のみなさんも、一様に「一つの教材を徹底的に繰り返してやり込む」ということが成功の秘訣と言っています。
ある一定レベルまでの英語上達の秘訣としては、鉄板メソッドですね。
今回はむたろうさんが、実践した教材は以下の二つです。
「TOEICテスト総合対策初めて~650点」
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あさ出版から出ている「新テスト対応!!これだけ!TOEICテスト総合対策初めて~650点」です。
アマゾンのレビューを読むと、解説が丁寧ということと、TOEIC特有の解答方法など実践的な内容が評価されていますね。
著者は菊間ひろみさんで、他にもたくさんの社会人向けの英語学習関連書籍を書いておられます。
「TOEICテスト究極の実践模試600問」

こちらも、TOIEC対策本としては定番の模擬テスト本ですね。
アルクからの出版です。
本番をリアルに再現したTOEIC模擬テスト3回分と、その後の復習に便利な解説があります。音声CDもついており単なる模試本ではなく、しっかりしたTOEIC対策教材として使えます。
著者はヒロ前田さん(HP)です。「TOIECテスト究極シリーズ」で有名な方ですね。2006年から毎回TOEICテストを受験し続けているというTOEICを極めた人です。
- 目標:資格取得
- 資格・試験:TOEIC(L&R)
- 分野:リーディング(読解力) | リスニング(聞き取り力)
- 場所・ツール:教科書・参考書
- 英語学習法:多聴
- 英語レベル:中級
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